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2009年10月 1日 (木)

労基法 2つのポイント

今日から10月、試験まではあと10ヶ月強となりました。

昨日まで長々と勉強方法について書いてきましたが、今月からいよいよ実際の法律に入っていきます。(これから先、おおむね1ヶ月に1つの法律について書いていきますね。)

ただし、このブログで紹介するのは各法律の大まかな考え方と横断的な内容です。

ですから詳細・具体的な事柄については、みなさんの使われているテキストなどを利用して覚えるようにしてくださいね。
 

さて最初は「労基法」です。

「労基法」を勉強する前提として2つのことを意識してください。
 

ひとつは登場人物

労基法にはメインキャストが3人います。「使用者」は悪役、「労働者」はヒロイン、そしてヒロインを守るヒーローが「行政官庁」です。

使用者は強くて悪いやつなので、すきあらば弱い労働者をいじめようとします。
ヒーローは「労基法」という武器を駆使して、使用者から労働者を守っているのです。

ここまで読んでいて「いったい何言ってんだ?」と思われた方もいるでしょうが、この視点で見てみると労基法の本質が理解できます。

ですから、労基法の条文では「使用者は○○してはならない。(○○しなければならない。)」として、使用者の行動を制限しているんですね。

もうひとつは「労基法」が制定された時代背景

「労基法」が制定されたのは昭和22年。戦争が終わってすぐのころです。

ちょっと前までは大地主や大富豪(搾取する側)がいて小作人や工員(搾取される側)をこき使っていました。(『野麦峠』や『蟹工船』の時代ですね。)

戦後になって、これらの労働者を守るために「労基法」が制定されました。
 

ところでこの当時の労働者ってどんな仕事をしてたんでしょう?

インターネットを利用して在宅勤務をする年棒制の労働者・・・なんているわけないですよね。

当時の労働者の多くは工場労働者(工場の中で決まった時間働く人)でした。

ですから「労基法」も主にその人たちを対象として作られました。(法の原則の部分がこれに当たります。)

時代が移って新しい労働者(労働形態)が生まれる都度、労基法も追加・改正されたきたわけです。(これが例外部分です。)

こんな風に考えてみると「労基法」が机上の論理ではなく、実社会に即した生き物のようには思えませんか?

「労基法」自体は136条しかありませんが、試験では法律だけではなく通達や判例からも出題されます。その試験範囲は無限大といえるかもしれません。
当然、全部を覚えるなんて不可能です。

でも、これから先「労基法」で分からなくなったときはこの2つを意識してください。きっと正解が分かってきますから。

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