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2009年10月31日 (土)

年少者等 2

一般の労働者には適用されていても年少者等(~満18歳未満)には適用されない規定があるってことは最初に書きました。
原則として、変形労働時間制労使協定による時間外・休日労働(三六協定)労働時間と休憩の特例は適用されません。。。

それで終われば簡単なんですが、、、

●18歳未満の者には「変形労働時間制」は適用しない・・・の例外
 満15歳3/31~満18歳未満の年少者等については、もしある1日の労働時間をを4時間以内に短縮するなら、別の日を10時間まで延長できるという制度があります。
4時間以内に短縮するとは休みにしてもいいわけですから、例えば法定休日の日曜日以外に土曜日も休みの会社は、月~金を最大で10時間まで延長できるということです。
(この場合でも、当然週40時間を超えることはできませんよ。)

もうひとつ、年少者については日8時間/週48時間を超えない範囲内で1箇月単位の変形労働時間制1年単位の変形労働時間制により労働させることが可能です。


●18歳未満の者には「三六協定による時間外・休日労働」は適用しない・・・の例外
 例外1:災害&公務のため臨時の必要が必要がある場合
 例外2:年少者が41条該当者である場合(農水産業)


●18歳未満の者には「労働時間及び休憩の特例」は適用しない
 →常時10人未満の労働者しか使用しない商業など(44時間OK)であっても40時間超の労働はダメ
 →休憩を与えなくてもよい業種であっても休憩が必要
 →一斉休憩の例外業種でも一斉休憩が必要



年少者(~満18歳未満)は深夜業についても制限があります。原則として午後10時~午前5時までは使用してはいけません。
ただし、
 1.交代制によって使用する満16歳以上の男性(許可不要)
 2.交代制によって労働させる事業で、午後10時30分まで&午前5時30分から(許可必要)
の使用が認められています。

1.交代制によって使用する満16歳以上の男性というのは、日によって昼間の勤務と夜勤が入れ替わるようなワークスタイルのこと。
ようするに、24時間営業のファミレスやコンビニに勤めていて、早番や遅番があるような人です。
この場合、特に許可を受けることなく深夜労働させることができます。

一方、2.交代制によって労働させる事業とは、個人の勤務スタイルではなく事業所全体が交代制をとっているようなやつです。
工場が忙しくて生産がおっつかないので「午前9時~午後5時まで、午後5時~午前1時まで、午前1時~午前9時までの3交代制でフル稼動してま~す」みたいな感じです。
(いまどきこんな工場あるんでしょうか? ト○タ・プリ○ス工場? マスク工場? あっ、タミフルを作っている工場はそうかも?)

この場合、午後10時30分までと午前5時30分からのが認められています。この中途半端な時間の理由は深夜業の割増賃金を支払うことなく2交代制で働かせるためです。

例えば、本来なら午後10時以降は深夜業となるところ、午後10時30分までと30分の延長を認めることで、午前5時~午後1時45分(休憩45分)の早番と、午後1時45分~午後10時30分(休憩45分)の遅番の2班体制が可能になるということです。

Photo

満16歳以上の男性で職業訓練のための必要がある場合を除き、満18歳未満の者は坑内労働も禁止されています。
 
 

年少者に対する適用除外については色々な例外があり、さらに例外の例外もあるので文章にするとややこしいです。
余裕があるなら紙に書いてみてください。す~っと頭に入るかも知れませんよ
 
 
 
 おまけ

「nensyo-sya-tou.pdf」をダウンロード

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