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2009年12月26日 (土)

労災法:障害(補償)給付 2

障害(補償)給付の続きです。

同一の事由により2つ以上の障害が残った場合、原則として重いほう(例外:併合繰上げ)

の障害等級になります。

では、もともと身体に障害があった人が、業務or通勤災害によって同一部位の障害の程度を重くした場合は?

この場合は加重障害といって、その事故でもらえる給付から、もともとあった障害の分を差し引いた額が支給となります。
(もともとの障害は、業務上・業務外は問われません。)

加重前後の障害等級によって、3パターンあります。
 1.加重前後とも年金 →前後の差額
 2.加重前後とも一時金→前後の差額
 3.加重前が一時金、加重後が年金→加重後の年金額-(加重前の一時金額/25)

両方とも年金 or 両方とも一時金の場合は簡単です。単純に前後の差額が支給されます。

違うのは加重前が一時金で加重後が年金になる場合。この場合は一時金の額の1/25を差し引きます。
なぜ1/25なのかというと、、、年金の平均受給期間が25年程度だからだそうです。
これから25年に渡ってもらえるであろう年金の一部をすでに一時金としてもらっちゃってるから、その1/25を引きましょうということですね。

あれ! 加重前が年金で加重後が一時金の場合は?・・・

・・・って、加重障害というのは、すでに身体障害のあった人が負傷なんかで同一部位の障害の程度を重くした場合の話なんですから。。。

年金から一時金なら軽くなってるじゃないですか
 
 
 。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚


自然的経過により障害(年金に限る)の状態が重くなった(軽くなった)ときには、そのときの障害等級に該当する給付が行われます。

例えば、去年は3級だったけど徐々に具合がよくなってきて今年は4級になったとか、逆に、事故当時は6級だったのに年をとるにつれて症状が悪化して5級になってしまった、なんてケースです。
年金をもらっていた人が段々と直って8級以下になったときには、最後に一時金が支給されて終わりです。

ただし、最初に一時金をもらった人(8級~14級)の場合は、自然経過により状態に変化があったとしても支給されることはありません。

例えば「8級で一時金をもらった人が、毎年1級ずつ良くなっていった」と考えてください。毎年毎年一時金をもらえるわけありませんよね。
 
 

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