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2009年12月23日 (水)

労災法:障害(補償)給付 1

傷病(補償)年金は病気が治っていないときに支給されますが、障害(補償)給付は、病気は直ったけれど傷害が残った場合の生活保障として給付されます。

似たような名前で混乱してしまいそうです。。。
Kantan-kunは「気になって傷年金、障害が残ったから障害年金」と覚えました。

さてその障害(補償)給付ですが、残った障害の程度によって「障害が重ければ年金、軽ければ一時金」に分けられています。

もうちょっと詳しく書きますね。

障害(補償)年金は障害が重いほうから
 1級 : 313日
 2級 : 277日
 3級 : 245日
  :
  :
 7級 : 131日
の7段階になります。
1~3級は、傷病(補償)年金と同じ日数ですね。

一方、障害(補償)一時金
 8級 : 503日
  :
  :
 14級 :  56日
の7段階です。

どうして1級(313日)より8級(503日)の額が多いのかって?

それは年金と一時金の違いです。
1級は年金だから313日分が毎年支給されます。でも8級は503日分が一回きりですからね。
 
 
 .。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
 
 
例えば「同一の事故で片手片足を失った」など複数の障害が残った場合、原則として重いほうの障害が該当する障害等級がその人の障害等級となります。
ただし、例外として13級以上の障害が2つ以上ある場合は併合繰上げが行われます。(重いほうを繰上げ)
 13級以上が複数あり→1級繰上げ
 8級以上が複数あり→2級繰上げ
 5級以上が複数あり→3級繰上げ
こじつけですけど「13級-8級=5級」と覚えておけば、「5級以上だっけ?6級だっけ?」と迷ったときの役に立つかも・・・

例外の例外もあります。
13級と9級の場合のみ、繰上げて8級になるのではなく、ふたつの日数を足した数字(101日+391日=492日)分が支給されます。
こちらもこじつけです。トランプのブラックジャックを知ってますか? 21が最高で22になるとドボン(ブタ)です。上の併合繰上げの例外も13と9で22だからドボン・・・


試験で出題されるのはこの例外のほうです。
内容はぜんぜん難しくないんですが、読み間違い(勘違い)をしやすいところなので必ず数字を書いて考えるようにしてくださいね。

例えば「同一災害により5級と8級と13級の3つの障害が残った場合は?」という問題が出たとします。

縦に書いてみてください。(5,8、13以外は書く必要ないですが、今回は分かりやすいように全部書きました。)

 1
 2
 3
 4
  ←5以上が1つ×
 6
 7
  ←8以上が2つ◎
 9
 10
 11
 12
 13 ←13以上が3つ○
 14

もう分かりましたよね。8級以上が2つですから、重いほうの5級を2つ繰上げて3級となります。
(重いほうですからね。8級を2つ繰上げるんじゃないですよ。)
 
 
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